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2017年2月16日木曜日

マキナ新料金と改革キューバの前途【その3】


私が「マキナ新料金」の記事を読み漁っていたちょうどそのとき、ハバナに住む友人からのメールがきた。彼女は「最近、キューバで変わったこと」をときどき書き送ってくれる。
メールでは、たまたま最近のマキナ事情にふれて、こんなことが書いてあった。

政府が乗り合いタクシーの値段を一つの地区(municipio)内は5ペソと制定、昨日より実施。今後一般市民のふりしたインスぺクトールがマキナに乗り5ペソ以上の請求した運転手は即ライセンス取り上げの徹底ぶり。
え?今まで普通に10ペソはらってたのに?すごい安くなったじゃん、しかも不当に多く請求される心配もない、助かる~!!
とはぬか喜びで、最近ただでさえ朝夕の通勤時はマキナ争奪戦で捕まえるのに苦労してたのに、「5ペソ程度のもうけじゃやってらんねぇ!」って運転手は思ってるらしく、今日あたり土曜なのに街にはマキナが全然走ってない…
これからますますマキナが捕まえにくくなる悪い予感しかしない…"(-""-)"


2016年9月20日火曜日

拉致問題に思うこと


数日前の拉致問題の記事―【蓮池透さん、対北朝鮮の戦略見直しの必要性を語る】
これに関連してキューバの戦略的外交について考察してみたい。

拉致問題を考えるとき、私はキューバの「5人の英雄」を思い出す。

1998年から2014年12月までアメリカに囚われていた5人のキューバ人がいた。彼らは、5人の英雄―「Cinco Héroes」、または「Miami five」と呼ばれていた。
一昨年12月、アメリカーキューバ間の国交回復に向けた協議の開始に先立ち、終身刑を含め刑期が残っていた3人が電撃的に釈放されキューバに戻ってきたニュースが映像とともに全世界をかけ巡った。既に刑期を終えてキューバに戻っていた2人を含め、5人全員がラウル・カストロ議長の前に顔を揃えた。キューバのメディアは一斉に「フィデルの約束をラウルが果たした」と報じた。