2016年9月8日木曜日

2016キューバ友好訪問団(ご案内)


2016年秋、CUBAPONキューバ友好訪問団、参加者募集中!
(詳しくはIFCまで)


私がCUBAPON友好訪問団に参加して初めてキューバに行ったのは2002年。
「9.11同時多発テロ」の翌年で、ロサンゼルスの空港では厳しい手荷物検査を受けました。
また、イラク攻撃が秒読みとも言われてました。
アメリカから空爆に向かう爆撃機とすれ違うのではないかと、飛行機の小さな窓から暗闇に目を凝らした記憶があります。

当時のキューバは、90年代のソ連・東欧社会主義圏崩壊により未曾有の危機に陥った「特別期」から立ち直りつつある時期でした。
支援物資として注射器と注射針を携えて訪れた診療所では、看護師たちが「特別期の一番ひどいときは、薬品もスッカラカンでね」と言いながら顔を見合わせてくすくす笑っていました。
農業組合でも、「ザイルもなきゃ、長靴もなくて」と言って、ここでもみんな、くすくす笑うのです。
最大の危機を乗り切った誇りが彼らの笑顔から感じられ、その強さ、しなやかさに、すっかり魅了されました。

それでも、キューバの困難は終わったわけではありませんでした。150キロという近距離で超大国アメリカと対峙する中、そのアメリカがイラク攻撃を計画しているということで危機感が高まっていました。
「イラクのことは決して人ごとではない」、「キューバがバイオテクノロジーの研究を積極的に進めていることに対し、アメリカから生物兵器を開発していると難癖をつけられている」という話を聞き、キューバもイラクのような目に遭うのではないかと思い、戦慄しました。
そして、「キューバを守りたい。キューバに助けになることを何かしたい」と心から思い、CUBAPONの活動に参加するようになりました。

CUBAPONを通して日本とキューバで多くの人と出会い、知らなかったことを知ることができました。
英語が大の苦手だった私が、何を血迷ったかスペイン語の勉強を始めました。
キューバの視点に立つと世界が違う形に見えてくることに気づきました。
こんな奇跡を体感してみたい方に、2016年キューバ友好訪問団への参加をお勧めします。

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