2016年9月5日月曜日

平和の園に咲き誇るキューバ



8月24日、ハバナにおいて、コロンビア政府と反政府ゲリラ(FARC)間の内戦終結について最終合意がなされました。

以下、キューバインフォメーションの記事「キューバはコロンビア人民への約束を果たした」より(抜粋)

とうに知られている、平和と連帯、正義のために尽力するキューバの立場をさらに確かなものにした。人類が血で血を洗う戦争と危険な国際的紛争によって脅かされて暮らしている今日、戦闘の終結と平和的共存の実現は対話によってのみ可能であるということを改めて示すことができたのだ。
キューバは、兄弟国であるコロンビアの人民、フランシスコ法皇との約束を果たし、また、2014年、ラウル・カストロ議長がハバナで開かれたCELAC(ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体)首脳会議での「リオ・ブラボーの南からパタゴニアまでの地域(メキシコ以南の中南米地域)を平和地域に」との呼びかけを実現させた。

ここに至るまで約4年間、ノルウェー、ベネズエラ、チリ、そしてフランシスコ法皇が尽力してきましたが、中でもキューバは和平交渉の場の提供をはじめ仲介役を積極的に果たしてきました。今年6月23日の停戦合意の際も双方の中心にいたのはラウル・カストロ議長です。
コロンビア政府代表のサントス大統領(左)、FARC代表ロドリゴ・ロンドニョ氏双方が特別な謝辞をキューバに捧げています。

この写真を見て一つのフレーズが頭を過ぎりました。
それは、「キューバよ、世界の真ん中で咲き誇れ」です。
オリジナルは安倍某と百田某の対談本、「日本よ、~~〃~~」ですが、そっちの方はまったく興味ありません。
独りよがりや妄想ではなく、平和を願う人々のド真ん中で咲き誇るキューバを、写真のラウルが見事に体現していると思うのです。

平和交渉の仲介・・・なんてステキな役回りでしょう。こういうことは本来「平和を維持し、専制と隷属、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」(日本国憲法前文)という日本が、率先してやらなきゃ、と思うのですが。
ねぇ、安倍某さん。

今月末に、その安倍某がキューバを訪れるとのこと。
この機会に、どうしたら世界の真ん中で咲き誇れるかラウル・カストロ議長に教えを請うてはいかがか、と思います。

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